まずFX口座を大きく分けると国内口座と海外口座に分けられます。

国内業者と海外業者とでは法律の適用範囲が異なるため、

同じFX口座でも様々な違いがあります。

 

ここでは、それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。

 

海外FX口座と国内FX口座の違い比較

1、レバレッジの違い

国内口座では2010年からレバレッジの規制がされ始め、

2014年現在最大レバレッジは25倍となっています。

(法人口座は最大400倍などもあり)

 

理由としてはハイレバレッジだとわずかな為替変動で口座のお金が無くなる恐れがあり、

投機的な取引を抑制するためとのことですが、

FX取引の場合はレバレッジよりも取引枚数(ロット数)が実際には問題です。

(確かにハイレバレッジだから取引枚数が増やせてしまうのは事実ですが)

 

これは本来自分で決められるものであるし、自己責任と言いたいところですが、

規制されてしまったので仕方がありません。

 

これに対して海外FX口座は国内の規制が当てはまらず、

大きい業者では最大レバレッジが1000倍というところも複数あります。

 

 

2、追加証拠金のあり、なし

FXを始めるには証券口座に証拠金として資金を振り込むわけですが、

当然振り込んだ分のお金でトレードをしていくことになります。

 

仮に自分の思惑と違う方にチャートが動いてしまっても

自分で設定する損切り以外に強制ロスカットというシステムもあり、

口座の資金が一定額以上減ってしまったらポジションを決済するようになっています。

 

しかし、金融危機や各国の経済政策などの影響で相場が暴落したりする可能性は常にあります。

そのようなときにあまりにも一気に値が動いたために損切りやロスカットがきかず、

口座残高がマイナスになってしまう可能性というのが少なからずあります。

 

そのような状況のときに国内のFX口座は

口座のマイナス分を追加でトレーダーに請求してくるのです。

つまり借金ができてしまうということです。

 

海外のFX口座はどうかというと、

ほとんどの業者で0カットという追証なしのサービスを行っていて

最悪口座に入金した資金を失ってしまうだけで済みます。

滅多にないことではありますが、年に数件は事例があるそうなので

国内口座を使う場合は注意が必要です。

 

3.海外FX業者は口座通貨が選べる

国内FX業者で口座開設すると、

通常多くの業者で口座通貨は円しか選べません。

 

もちろん円しか絶対に使わないという人は良いかもしれませんが

海外FX口座では口座通貨が選べるという選択肢があります。

 

自分も円口座とドル口座を両方使っています。

 

口座通貨が選べるメリットは

複数通貨を持つことでリスクを分散できることと、

 

円以外の通貨を日本に居ながらにして稼げるということです。

 

国内にいて、ドルをはじめ他国の通貨を稼ぐ方法というのは

なかなか無いものだと思います。

 

自分がよく海外旅行で行く国がある人や

将来海外に移住しようと思っている人などは、

その国の通貨で運用するというのも良いと思います。

 

いくつかの口座通貨に分けてそれぞれ運用することで、

長期的にも通貨自体のリスクを減らすこともできます。

 

もちろん始めは円口座やドル口座のみで良いかもしれませんが、

余裕が出てきたら、他の通貨の口座も作って運用してみても良いでしょう。

 

こういったことができるというのも

海外FX口座を使う大きな魅力といえます。

 

4、税金の違い

国内のFX口座では現在申告分離課税方式がとられていて

利益分の20%が一律税金としてかかることになっています。

しかし、海外FX口座の場合は現時点では雑所得として総合課税で計上されます。

この場合稼いだ金額によっては国内よりも税金が高くなってしまう可能性があります(695万以上の場合)

総合課税の税率

330万まで 15%

330-695万 20%

695-900万 33%

900-1800万 43%

1800万以上 50%

 

逆に安くすることも可能なので利用する際は気をつけましょう。

詳しいことは税理士に相談することをおすすめします。

 

5、海外FX口座はMT4(メタトレーダー4)が無料で使える

ほとんど全ての海外FX口座ではMT4(メタトレーダー4)と呼ばれる

取引システムが標準装備されていて、ダウンロードして無料で使えます。

MT4は高性能で優れているプラットフォームで、これを使わないと勝てないとさえ言われています。

 

6、海外FX口座は取引システムの透明性が高い

国内FX口座は儲けが出ればFX業者が持ち出し、損失がでればFX業者の利益になる

相対取引という仕組みになっており、FX業者とトレーダーの利益相反となってしまいます。

一方海外FX口座は国内と比べスプレッドが多少高いものの、

ディーリングデスクを介さず直接市場に注文を送るので透明性が高く、

顧客が勝ち、長く取引を続けてくれることで会社も利益を得られる仕組みになっています。

 

7、国内FX口座と海外FX口座はスプレッドが違う

スプレッドというのはトレードをする際に毎回必要な手数料のような物です。

国内FX口座ではだいたいドル円1往復に対し、少ない業者で0.3銭、

多い業者でも0.5銭くらいが相場となっています。

しかしこれは原則固定なので、大きな指標の発表時などはスプレッドが開いたり

指定の値で注文できず滑ったりということはあります。

一方海外FX口座はだいたい低いときでもドル円0.5銭、

通常は1.2銭くらいかかったりします。

ただ、注文拒否がなかったり、値があまり滑らないなどメリットもあります。

 

 

以上が国内FXと海外FX口座の比較です。

その他にも出入金方法や取引プラットフォームの違いなど多少はありますが、

基本的にはどちらも同じように利用できますので

ぜひ自分のトレードスタイルや条件にあった口座でFX取引をすることをお勧めします。